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ミツバチの飛しょうとクローバー
手持ちで撮影するマクロステレオカメラですが、飛び回るミツバチを追いかけて撮るのは結構難しい。
飛んでいる最中にピントを確認してシャッターを切る、なんてのは神業です。
僕は神業を習得していないので別の方法を使います。
ミツバチが花に止まり、蜜を吸っている間に近寄ってピントの確認をしておきます。ここで撮るのもありですが。
次の花に飛び移る瞬間を待ってシャッターを切ります。そうするとこんな写真が撮れます。ミツバチがどっちを向いているかはそのとき次第。現像するまでわからないというお楽しみ。
クリックすると大きな画像が出ます。交差法でご覧下さい。
投稿者 J_Sekiguchi : 2016年05月26日 10:00 | コメント (0) | トラックバック
デルタステレオビュアー
1950年代に販売されていた数々のステレオカメラのすばらしいところは、それぞれのメーカーがカメラとセットでビュアーを販売していたというところ。リアリストにはリアリストのブランドの、デルタステレオにはデルタステレオブランドのビュアーが販売されていた。米国を中心にヒットしたリアリストフォーマットのカメラたちには、概ね同ブランドのステレオビュアーが存在する。
一方、ヨーロッパを中心に販売されたステレオカメラはリアリストサイズより横幅が広い画面サイズを持つ。ヨーロピアンフォーマットとも呼ばれるこの種のカメラは、フランスのベラスコープF40、旧東ドイツのベルプラスカ、旧ソビエト連邦のフェドステレオが代表的。これらのカメラにはどうも専用のビュアーが用意されていなかったようなのだ。文献などの情報も少なく、ebayの出品物をチェツクしてもこれらのビュアーは発見できない。辛うじてステレオプロジェクター(スライド投影機)はベルプラスカ、フェドに用意されていたようだが。
リアリストフォーマットに比べ、ヨーロピアンフォーマットのカメラが少ない、つまりはあまり売れなかったのは、やはりビュアーがあったかどうかというところの影響が大きいのではないかと僕は考えている。深読みしすぎですかね。
さて、デルタステレオのカメラ機構は、以前に紹介したとおり廉価版といった感じ。とても高級という感じではないが、アルミの質感と裏蓋に貼った合皮の質感、インディゴカラーでまとめた姿はなかなか愛らしい。デルタステレオのビュアーも同じようにアルミの質感を活かし、カメラと同じカラーで統一されていてこちらも愛らしい。筐体の後ろ面にはバックライト点灯のスイッチが鎮座している。
単1電池を2本使って豆電球を点すバックライトの方式は他のビュアーと同じ機構だ。感心するのはフォーカス調整と目幅調整ができ、それぞれのダイヤルが並んで配されたデザイン。でっぱりが無く、なかなか秀逸。レンズは単玉のようだが収差も気にならず、適度な倍率と視野を提供してくれる。この時代の豆電球バックライト、画面が赤っぽくなるのでちょっと手を加えてみた。次回紹介。
投稿者 J_Sekiguchi : 2016年05月19日 10:00 | コメント (0) | トラックバック
クローバーと黒いミツバチ
マクロ撮影はピント合せに苦労します。被写界深度が浅いからです。
自作のマクロステレオカメラは、被写界深度が浅くなりすぎないように倍率を控え目にしています。
倍率を上げるのは簡単で、フィルムとレンズの間隔を長くする、つまりはレンズの取り付け調整で変えることができます。
自作のマクロカメラはあえて倍率を下げるため、レフレックスミラーの可動範囲ぎりぎりにレンズ後玉を寄せて取り付けています。
撮影をしていると、いろいろなハチが飛んできます。
写真のようなミツバチもよく見かけます。日本ミツバチでもない、ちょっと小さなミツバチ。あなたはだれ?
クリックすると大きな画像が出ます。交差法でご覧下さい。
投稿者 J_Sekiguchi : 2016年05月12日 10:00 | コメント (0) | トラックバック
ビューマスター
いわゆるリアリストサイズのステレオスライドを観賞するビュアーを紹介する前に、ビューマスターについておさらいしておこう。ビューマスターはリアリストサイズよりずっと小さな画面のステレオスライドがセットされた円盤を、専用のビュアーを使って立体観賞するシステムである。優れているのは、円盤には7組のスライドペアがセットされていて、ビュアーのレバーを操作するだけで次々画面が切り替わる。
円盤はビューマスターリールといい、主にソフトウエアとして量産されたものが大量に販売されていた。それは観光名所の風景だったり、子供向けの童話やアニメーションを題材にしたものなど。個人で撮影ができる専用カメラと、自分でリールにスライドフィルムをセットできるようにする道具も販売されていたが、これらはビューマスターのヒットに続いて個人向けに展開されたもののように思う。
ビューマスターは1940年代からはじまった。つい最近になっても、米国おもちゃ大手のマテル社がこのシステムを継承した新しい商品を展開するというニュースが出た。21世紀の始めまで、国際空港のお土産物屋にはかならずビューマスターのビュアーとリールがセットになって売っていた。ロングセラーであると共に、莫大な数のビュアーとリールソフトが販売されたオバケアイテムなのだ。リアリストをはじめとするステレオカメラのシステムなんて、ホントちっぽけに見えるぐらいの巨大なステレオ・マーケットを形成していたというわけだ。
なぜこんなに長く人々に愛されたのか。それは何より、ビュアーを覗くと立体映像が、臨場感あふれる画像が、日常では経験できない見たことのない景色が広がるのだ。わくわくする映像を自分独り占めにして観賞できる。この独り占めというところが大事ね。
ビューマスターの成功は、簡易な、安価なビュアーでありながら、感動を与えるのに十分な性能を持っていたというところだ。21世紀になってデジタルのステレオカメラが登場したが、残念なことに収束してしまった。僕はこう考える。デジタルのシステムは、ビューマスターシステムのようなビュアーを用意しなかった。ビューマスターのようなデジタル化したビュアーがあればどんなにヒットしたことだろう。
投稿者 J_Sekiguchi : 2016年05月05日 10:00 | コメント (0) | トラックバック
