Airquiptステレオシアター
ステレオスライドを観賞していて面倒だなあと感じるのがスライドの出し入れ。観賞中、次のスライドに差し替える作業がわずらわしい。そこいくとビューマスターのシステムはやっぱり秀逸だ。1枚のリールに7ペアと少ないながらレバー一つで連続切り替えができる。このレバー一つでというところが大事。ビュアーを覗いたまま、画面が切り替わるワクワク感は大きい。
これがリアリストなどのスライドになると、ビュアーに差し込むときにどんな内容かがあらかじめわかってしまう。これはイカンですな。もし、デジタルカメラ時代ならではのデジタルビュアーが登場したならば、ボタン一つでいくつもの画面が切り替わる。こんなシステムにして欲しい。それこそがパーソナルユースの立体写真として必要なことだと僕は考えている。ビュアー無くしてヒット無し。
さて、リアリストスライドの世界でも連続したスライドをセットできるビュアーがある。ハンディタイプのビュアーにスライドトレイを載せたエアロビューとかいう製品。なかなか良さそうなんだけど、あまり流通しなかったのかebayにも稀にしか登場しない。登場しても、故障しているとか、トレイが紛失している。というわけでまだ手に入れていない‘50年代の製品です。
もう一つはこれに比べて入手しやすいAirquiptステレオシアター。Airquiptというのはスライドプロジェクターなどを専門に作っていた米国の会社。今はもう存在しません。こちらは比較的売れたようで、ebayを丹念に監視していると見つけることができる。
据え置き型のビュアーで、専用のスライドトレイを使う。ちょっと大きな製品で、いかにも‘50年代の製品といった感じの収納箱が付いている。購入するときはこの箱があるものがお勧め。箱に入れると中ぐらいの猫ぐらいの大きさです。棚に収まる感じはまさに中ぐらいの猫。でも、この箱があるとビュアーがホコリにならないので快適。でも、うっかり箱を裏返しにしていたりするといつの間にか猫が入って毛だらけにすることがあるかもしれないので注意しよう。ビュアー本体の詳細については次回紹介いたします。
投稿者 J_Sekiguchi : 2016年08月11日 10:00
URL: http://here.there.jp/mt-tb_there.cgi/4157