STEREO CLUB TOKYO

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Incense, Asakusa

浅草寺の大香炉。線香の香りが広がる。
モノクロフィルムをオリジナルの現像方法でポジスライドに仕上げています。


Stereo Realist F2.8 / Fomapan100, sepia reversal processing


クリックすると大きな画像が出ます。交差法でご覧下さい。

投稿者 J_Sekiguchi : 2013年06月27日 10:00

Kobunacho

今週より、過去に撮りためた写真の中からランダムに紹介します。
全てフィルムで撮影し、スキャナーでデジタル変換しています。
取り込み技術が足りず、原版の雰囲気が反映できていない場合もあります。
投稿時と季節が合っていない場合もあります。
その辺はご勘弁いただき、御笑覧いただければ幸甚です。
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浅草観音、宝蔵門の大提灯。
モノクロフィルムをオリジナルの現像方法でポジスライドに仕上げています。


Stereo Realist F2.8 / Fomapan100, sepia reversal processing


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投稿者 J_Sekiguchi : 2013年06月20日 10:00

元に戻そう

 ステレオリアリストを何台も持っていると、機体によって部品の細部が微妙に違っていることに気付いたりする。オリジナルの状態で違うものもあれば、何代かオーナーが代わってゆく過程で手を加えられているものもある。ナイスな改造もあれば、なんだこれと思うものも。まあ、ほとんどは「なんだこれ」なんだけど。
 そんな一台にエクターレンズ付のものがある。めったに利用しないYahooオークションで落札したものなんだけど、巻き上げノブと巻き戻しノブのてっぺんがピカピカなのだ。鏡面のように光っているうえに錆びている。こんなものは普通入札しないのだけど、エクターレンズなのにありえない金額だったのだ。国内では希少性の認知度が低いため、競争が起きなかった。現物確認で、ノブ以外はオリジナルで、機械も正常だとわかった。
 こんなノブは見たことがないので、後から手を加えたものだろう。オリジナルは同心円のヘアライン仕上げのはずである。たぶん、傷が付いたかして磨いたんだろう。ヘアラインを作るより磨き上げた方が簡単だしね。
 このピカピカ、どうにもカッコが悪い。一度、別の機体のノブと交換したけど、ギアの噛み合わせがしっくりこないので戻した。我慢して使っていたけど、そろそろこれを手直ししてカッコいい状態に戻してあげよう。
 ノブを外し、粗めのサンドペーパーで錆を落としながら平面を出す。この「平らに削る」というのを手作業でやるのにコツが要るのだ。どんなコツ?といわれても言葉で説明できないんだけど。平面が出たら#2000のペーパーで一旦粗削りの切削跡を消す。さてここからが技。ノブの軸穴に心棒をあて、サンドペーパーの上で回転させる。慎重に削ると、手作業でも機械で加工したような切削跡ができる。見違えるようにカッコいい。

 


修正前のピカピカ状態を撮り忘れました。
だからといってまた磨き、ピカピカに戻して撮るのもねぇ・・・

投稿者 J_Sekiguchi : 2013年06月13日 10:00

不死身のスタデラ・EX

 ついこの前直したスタジオデラックスを壊してしまった。自転車の前カゴにカバンごと入れておいたのだが、勢い良く段差を乗り越えたのがいけなかった。カバンの口が開いていたのもいけない。ステレオリアリストとスタジオデラックスが宙を舞い、地面に叩きつけられた。普通ならここでバラバラになってオシマイである。
 幸いにも、前日の雨で湿った土の上だったのでステレオリアリストは当たり所も良く、無傷だった。スタジオデラックスは無傷とはいかなかったが、先に直したときの接着部分が剥離しただけで済んだ。他にはどこにも損傷がなかったというのは奇跡とも言えよう。ほんとにもう、焦ったでござるよ。カバンの口は閉めようね。
 おや?スタジオデラックスの部品を繋ぐ高ナットの一つが見当たらない。これはベークライトの部品に成形埋め込みで取り付けられているのだが・・・以前ここが壊れたので、接着剤で補修しておいたのだ。今回のことで接着剤のところが剥がれ、ネジもどこかに飛んでいってしまったらしい。地面をくまなく捜索したが見つからなかった。
 見つからなければ作ればいいや。そう気持を切り替え、早速修理に取り組む。適当な金属パイプにナットをハンダ付けする。ヤスリで形を整え、寸法も調整すると代用部品の出来上がり。エポキシ接着剤を使ってもとの部分に取り付ける。接着剤が固まるまでの間、気になっていた本体ダイヤルの掃除もしてみよう。
 そう思って分解したのがいけなかった。はじめて分解したのだが、組立に手間がかかった。感度ダイヤルはクリックストップになっているのだが、ここに使われている小さなスチールボールを紛失してしまったのだ。後日、東急ハンズで直径1mmのスチールボールを購入して事なきを得たが・・・ほんとにもう、焦ったでござるよ。


オリジナル(左)と自作(中)の高ナット。右は自作に使ったナット。


例によってバラバラでござんす。

投稿者 J_Sekiguchi : 2013年06月06日 10:00