STEREO CLUB TOKYO

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芯紙

 紙製ステレオマウントを使っていて、真ん中あたりがふにゃふにゃするなぁ、とか思いませんか?
 どんな紙マウントを使っても同じなんだけど、左右にフィルムを挟む部分はフィルムの厚さの分だけ厚くなる。だからマウントの真ん中は一番薄くなり、強度が出ない。ふにゃふにゃするだけじゃなく、マウントを束ねたときに真ん中の厚さが足りないのがどうにも扱いにくい。どうにかなりませんかね、これ。
 だったらフィルムの厚さ相当の何かを真ん中に挟めばいい。例えば紙。紙片を適当に切って挟めばいいはずだ。大事なのは厚さなので、まずはフィルムの厚さをノギスで測ってみた。えーと。0.1mmだね。
 この厚さに合う紙はなんだろなと、あれこれノギスで測ってみる。フィルムは硬いのでそれなりの厚さがあると思っていたのだが、実は厚紙なんかよりずっと薄い。紙だとコピー用紙より少し厚いかなぐらいなのだ。写真用フィルムってそんなに薄いのか。ロールフィルムって結構薄くできていたんですね。
 ホントにコピー用紙程度でいいのか?って感じだけど、コピー用紙を適当な紙片に切り、マウントの真ん中にあらかじめ糊付けしてみた。マウントの糊を塗るときに一緒に刷毛で貼り付けてしまえばいい。かんたん。
 これをいつものようにラミネーターを使ってシールしたんだけど、仕上がりはなかなかいい感じ。真ん中の段差のようなものはなくなったし、何よりふにゃふにゃした感じが改善した。薄い紙を入れただけなのにね。
 白ボール紙マウントはやわらかく、強度が出にくいのでこの方法は使えます。真ん中に入れる紙をコピー用紙より若干厚めで、やや硬い紙を使うとより良いと思います。ちょっとひとてま、お試しあれ。


 

投稿者 J_Sekiguchi : 2013年01月31日 10:00


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