STEREO CLUB TOKYO

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自作本革ストラップ

 ウツキカメラで買ったストラップは本当に重宝している。オリジナル商品だったと思うのだけど、シンプルながら長さの調整ができてとても使い勝手がいい。同じものがもう手に入らないのがとても残念だ。
 では、香港から送られてきた本革紐を使ってこれと同じようなものを作ろう。まずは金具の調達。今はネット通販でも手に入るが、東急ハンズにもあるので最初は実物を手にとって選ぶ。ウツキさんの長さ調節用の金具は、尾錠のピンを取り外して使っていることがわかった。同じ尾錠はなかったが、似たようなものを選び、二つ買う。
 この他、尾錠に革を縫い付けるためのカシメも買う。問題はカメラの吊り環に通した革を留める金具だ。取り外しができるようにしなければならない。これが手に入らない。あれこれ悩んで、シカゴスクリューというものが使えることがわかった。これは通販に頼ることとなったがebayで安価に済ませることができた。
 さて、次は革紐。こういうものは一枚の革から取った複数の紐をどこかで繋いでいる。上手に繋いでいるのだが、革の柔らかさや質感がここから変わってしまっている。繋いでいるあたりから裁断して、同じ質感の紐を二本取る。傷やよくない部分を避けて、長さは自分の使いやすい寸法にして裁断し、切り口を仕上げる。
 あとはパンチで革に穴をあけ、部品を繋いで完成だ。カシメの打ち方がへたくそだけど、これもオリジナルだからこそと誇りに思おう。早速リアリストに通すとよく似合っている。まだ革が硬くて馴染んでいないけど、使っているうちにいい感じに古びてくれると思っている。この他にも調整機構を変えたオリジナルストラップを数本作ったが、素材はまだたくさん残っている。斬新な一本ができないか、更に思いを巡らせているところだ。

 
▲グリーンがシカゴスクリュー、黄色はカシメ              ▲シカゴスクリュー

※香港から来た革紐の話は前の記事をご覧下さい。

投稿者 J_Sekiguchi : 2013年01月10日 10:00


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