STEREO CLUB TOKYO

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ストラップぐるぐる

 ステレオリアリストのオリジナルストラップがあるかどうかは知らない。昔のカメラはストラップ金具が特殊だったりする。だけどリアリストの金具は比較的素直なものが付いているから、現代のカメラにも使われている普通のストラップのようなものが使われていたんじゃないかな。もちろん、素材は本革で。
 僕は、新橋のウツキカメラで売っていた本革のストラップを使っている。長さの調整も簡単にでき、シンプルな作りで古いカメラによくマッチした。使い始めの頃は硬い感じもしたけど、使ううちに柔らかくなり、適度に古びてくれるのでこれがまたいい。同じデザインの茶と黒を今でも愛用している。
 さて、モノクロのポジ現像ができるようになってから、使うカメラの台数が多くなった。あのフィルムも、このフィルムも今使いたいとなると、休眠中のカメラを稼動させなければならない。調子の悪くなっているカメラを久しぶりに点検し、楽しみながら分解調整する。でも、困ったことにストラップが足りないのだ。
 ウツキカメラにあったものがもう数本欲しい、と思うのだけど。でもウツキカメラはもう存在しないのだ。黒のストラップを買った新橋店も、茶のストラップを買った銀座店ももうないのである。寂しいね。
 こういうとき、じゃあ自分で作ろうと思うのである。でも、本革素材は結構なお値段がする。そこでebayね。検索すると、香港の業者が幅10mmの本革紐を売っている。送料込みでも、国内ではこうは安く買えまい。しかもストラップにちょうどいい感じ。しかし長さが20mとあるではないか。何かの間違いと思ったが、届いた荷は確かに20mはあろうというシロモノ。苦笑しながら、何台分のストラップができるかな、などとデザイン考案に耽っている。

投稿者 J_Sekiguchi : 2012年12月13日 10:00


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