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改造めがね
レデュフォーカスのファインダーをバラバラにしたので、改良の工夫をしてみようと思う。引き出しを漁るとニコンFM・FEシリーズ用の視度補正レンズが出てきた。丸型、マイナス2D。僕はニコンのカメラを持っていないから、これはこういった工作のために買っておいたものだ。ニコンは旧型機用のアクセサリーを継続販売している。視度範囲もプラスからマイナスまで、しかも度数も強いものまで幅広く用意されていて使いやすい。
この補正レンズをファインダーアイピースの後にあてがって覗くと、ぼけて見えていた景色が一変する。だが、取り付ける方法がない。なんとかカッコいい方法で視度補正レンズを組み込めないだろうか。もしかして、ファインダーの中に補正レンズを入れたらいいかもしれない。ファインダーをバラバラにしたので実験だ。
ファインダー鏡筒の中に丸型の視度補正レンズを金枠ごと滑り込ませると、すんなり収まるではないか。仮組みして覗くと、金枠で視野が狭くなることもない。でもレンズ越しの風景はいっそうぼやけてしまった。やっぱり、補正レンズはアイピースの後に置かないとだめ。光学の知識なしでは思いつきもうまく行かない。
結局、ここは簡単に済ませてしまおうという結論となった。正規の向きとは反対になるが、補正レンズをファインダー金枠に接着剤でくっつけた。もちろん、なるべくカッコよくなるようにしたよ。接着剤がはみ出しているようではいけない。ぱっと見、もとからこういう形だったと思わせるような仕上がりを目指した。
とりあえず一件落着なんだけど、ファインダーの内部に補正レンズを入れることをまだ考えている。今回は凹レンズだったけど、凸レンズだったらどうだろう。どうせ失敗するのだろうけど、試してみたいものである。
手前が改造品、奥がオリジナル。なんで2個あるかはまた次の機会に。
投稿者 J_Sekiguchi : 2012年12月20日 10:00
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