STEREO CLUB TOKYO

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菓子の箱

 ステレオスライドマウントは一般的な規格ではなく、ちょうどいい収納箱がない。だから僕は自分で箱を作っている。同じ形、同じ大きさの箱を作り、ラベルを貼って収納している。本棚に敷き詰めてゆくと、ライブラリができあがってゆく。きちんと整理すればアルバムと同じように閲覧できて楽しい。だが最近、これが崩壊し始めている。
 理由は、この箱を作るのがメンドクサイのと、溜まった現像済みフィルムを片っ端からマウントしているので箱に入っていない状態で放置され始めたのだ。これが溜まってくると、だんだん撮った順番が不明瞭になってゆく。
 このままではマズイ。せっかく撮影したものがゴミになってしまう。整理整頓は面倒でもやらねばならぬ。原因は収納箱にある。簡単に作れる箱をデザインし直さねばならない。それに、今まで作っていた箱はマウントが40枚入るように作っていた。リアリスト版なら1ロール29枚になるから半端な大きさだ。これも使いにくい原因である。
 新しい箱は1ロール分だけ入るようにして、折り畳みができるデザインにしよう。箱の作り方というのは調べてみるといろいろな方法がある。厚紙から切り抜くのはクラフトロボを使って機械任せでできるが、糊付けは面倒だから最小限にしたい。だが、折り畳みができる箱というのは複雑な形になったりで、ちょうどいいものがない。
 悩みながらタバコを一服。タバコの箱もすごい工夫が盛り込まれている。お菓子の箱も最近のものは凝っている。昔のキャラメル箱はもっと単純だったよなあ、なんて思い出していたら、それを作ればいいじゃないかとひらめいた。
 そんなわけで、昔食べたグリコキャラメルの箱を思い出しながら専用箱を作ってみた。作りやすさ、使用感ともに上々。マウントサイズに合わせて作ったので、姿形はキャラメルの箱というより羊羹に酷似する、という結果になった。

菓子箱.jpg

投稿者 J_Sekiguchi : 2012年06月14日 10:00


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