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イエロージャック式マウント(完)
何回かに分けて紹介したマウントの自作方法、お役に立つでしょうか。
具体的な各部の寸法は?
という方は、既存のマウントをモノサシで測っていただいても簡単なのですが、
図を載せておきますので参考にしてください。
この通りでなければならない、ということはありません。
どうぞ、あなたのオリジナルマウント作製にお役立てください。
ご質問は、コメント欄にて随時受け付けています。
では次週より、話題を変えて、毎週木曜日に更新します。
更新・・・できるといいなぁ。できるかなぁ。
とりあえず、お楽しみに。
投稿者 J_Sekiguchi : 2011年05月26日 10:00
紙のふしぎ(2)
僕がステレオマウントの自作で使っている紙は、事務用品で使われている「個別ファイル」といわれているもの。適度な厚さがあって、強さがあり、折り曲げ線で素直に折れるので使いやすい。もともと「個別ファイル」に求められる性質がそういうものであったからだろう。書類をたくさん束ねて、仕事で使うたびに取り出しを繰り返しても丈夫で、表紙も兼ねる紙。つまり、適度な厚さと腰の強さがある紙が使われている。
ふしぎなのは、この「個別ファイルの紙を単体で購入しようとしても、手に入るルートが見つからないのだ。このぐらいの厚さの紙になると一般的な需要としては少ないのだろう。工作用としてならもっと質の低いボール紙があるが、紙の繊維が粗すぎ、厚さも極端に厚くなる。一方「個別ファイル」の紙より少し薄くなると、紙種はとたんに豊富になる。
では、僕が求める紙はどこで使われているかというと、製本業界らしい。本の各パーツ用に、厚さや腰の強さもいろいろな紙が流通しているらしい。ごく僅か、自分で本を作る人向けに買える所もあると聞く。だが、選択の自由度は小さい。
だから個別ファイルのように、一般に流通しているものが使えるなら、それを利用するほうがずっと安価である。
たかが「紙」であるが、「これ」というものを買うのは難しい。そんなばかな、たかが紙ではないかという人もいるかもしれない。では、新聞紙を、印刷前の状態で買ってきたまえ、とか、A3サイズのティッシュペーパーを買ってきたまえ、とか、辞書に使われている薄い紙をA4で用意したまえ、なんて言われるととたんに閉口してしまうはずである。
いつも身近にある紙も、その性質に着目すると実に奥が深いのである。個人的には「お札の紙」をどうやって作っているのか、ルパン三世並みの興味を持っているのだが、日本の優秀な印刷技術とともに国家の機密だそうである。
▼ マウント切り出しの要領を参考として提供します。
投稿者 J_Sekiguchi : 2011年05月23日 10:00
紙のふしぎ(1)
写真用品やカメラの道具やらを自作する上で、便利な素材が紙なのだ。ごくありふれたものなのに、種類によって性質が異なる。紙の作り方はご存知の通り、主に植物に由来する繊維を漉いて形にするのだが、元となる植物の種類に起因する繊維の形や、繊維に加工する工程、漉き方でずいぶんと違ったものになる。
身近でありながら特殊な紙といえば、お札。ミツマタという、繊維の長い植物から作られ、薄い割に破れにくい強さを持っている。札束を胸ポケットに入れていたため、銃で撃たれたのだが命拾いした、という話もあるぐらいだ。
ステレオマウントの素材として使う場合など、適度な厚さと強さが求められる。ただ強さといっても、お札のような破れにくさではなく、たわみにくい腰の強さが必要なのだ。そうすると、厚さがほどほどにある紙に的が絞られてくるのだが、紙の製造工程が変わると強さも変わるので、厚ければどれも強い紙かというとそうとも限らない。
紙の規格を表すものに、坪量とか連量がある。これは一定の大きさの紙の重量を示したもので、数字が大きいほど重い紙ということになり、厚い紙であることがわかる。では、数字が同じなら厚さや強さが同じかというと、厚さは大体同じぐらいになるものの、強さに関しては全く当てはまらない。厚くてもふにゃふにゃなものがあるし、トレーシングペーパーのように繊維を化学処理したものが混ざっていると薄くても腰の強い紙になる。
そういうわけで、紙選びには結構苦労が付きまとう。実際、マウントに最適の紙を手に入れるというのは難しい。まるで、書道家の紙選びのような様相を呈してきたわけだが、マウントに使う紙は和紙と違って、腰の強い洋紙に的が絞られてくる。和紙の工房に頼んだり、自分で漉くといった究極の行動に移るわけにもいかないというわけだ。
▼ 窓枠をうまく切り落とすための小技も提供しておきます。
投稿者 J_Sekiguchi : 2011年05月21日 10:00
マウント時の工夫
自作に限らず、マウント作業の一番のポイントは左右のコマ位置の微調整だ。左右の位置調整はステレオウインドウの調整とトリミングも兼ねるから、この調整で雰囲気が大きく変わる。また、上下の位置調整が狂うと目が疲れる画面になるし、微妙に傾きがずれていても、ウインドウの周辺で違和感が出てしまう。
この調整作業を助けてくれるのが、貼りなおしができる糊。適度な粘着力をもっているので便利だ。最近、文具店の糊コーナーでよく見かけるのが、テープタイプのもの。これは、ロール状になったベースに、ドット形状で粘着物が並べてある。手を汚さずに扱えるので便利だし、貼りなおしもある程度できるので良さそうな感じ。使ってみると、確かにいいんだけど、ちょっと糊の弾力が強すぎる感じがする。微調整をするときに、糊の弾力が利きすぎて、コマの位置が元に戻ってしまうのだ。十分の一ミリ単位の調整にはちょっと向かない。
もう少しいいものがないかと、いろいろ試した結果、いい物を見つけたので紹介しよう。トンボ鉛筆製の“液体のり・ピットマルチ2”というやつである。白い粘液状の糊で、乾かした後に粘着性を持った状態になり、貼りなおしができる。これを薄く塗ると、弾力を無視できる程度になるので位置調整がやりやすい。ごく薄く、少量だけ使うのがポイントだ。
ヒートシールマウントには、この糊を要所に置いて、フィルムの仮位置決めに使うと作業が楽である。アイロンを当てて固定する前に、仮止めの状態でビュアーに入れて確認するのだ。ステレオウインドウがおかしいなど、フィルムの位置を微妙に修正する時、仮止めができる糊はとても便利である。シールするときに熱を加えても、何の問題も生じない。
さて、新型マウント製造の主な紹介はここまで。この後も若干、アイデアを紹介します。ご活用あれ。
投稿者 J_Sekiguchi : 2011年05月19日 10:00
フィルムガイド
マウント作業で、やっぱりあると便利なのがフィルムガイド。マウントにコマをセットするときに基準となる印のことである。過去に売られていたヒートシールマウントでは、紙を型押しして段差が作られていた。
この段差のところにフィルムの底辺を当てれば、大体の位置が合うというもので、これがあると無いとでは作業の安心感は雲泥の差である。試しに、ガイドのないまっさらなマウントを使用すると、慣れるまでにかなりの練習が要る。
もちろん、ステレオウインドウを調整するには、このガイドだけに頼るのではなく、枠と画面構成物の位置をよく確認しながら調整する必要があるのだから、ガイドはあくまでも位置の目安としていただきたい。
では、クラフトロボで切り抜くマウントでは、どのようにしてガイドを作ればよいか。難しい問題のようで、やってみたら実に簡単だった。試しに、マウントの底辺から2mm上に、一本の切れ込み線を入れてみた。ただの線。
これをライトテーブルの上に置くと、切れ込み線から光が漏れ、ガイドが良くわかる。この位置、窓枠との関係もちょうど良く、あれこれ悩む必要も全くなかった。光の漏れが少ないようなら、カット線を重ね、深く切ってください。
さて、段差の無いフィルムガイドは、シールしたマウントを重ねるときに引っかかったりせず、とっても快適。段差のあるマウントは、ここで引っかかったり、重なった方のマウントの窓を壊したりと、いいことがなかった。アイロンをあてる時に、ここを潰すために何度も力を込めたものだ。もう、そんな無駄な努力はしなくても良い。
そう、今度の新しい方法、とてもいいです。ただ、マウントの裏表がわかりづらくなるので、それは表側に気に入ったスタンプを押すなど、別の工夫をすればいい。使いやすいマウントへの、小さくても大きな工夫だよぅ。
投稿者 J_Sekiguchi : 2011年05月17日 10:00
クラフトロボ運用ガイド
クラフトロボを使ったマウント作製作業、快調である。カッターと定規を使った手作業などとは、比べ物にならないほど速く、正確にカッティングできる。これを使うようになった経緯については前に紹介したとおりだが、はじめて使う人には戸惑うことも多いだろう。もっとも、これを使って作業をしている人が日本中で何人いるか知らないが・・・。
僕が使っている機種は既に旧式となり、今ではパソコンに接続しなくてもカッティング動作ができる新機種が発売されている。それでも、基本的なメカの機能は同じだろうから、以下に述べることを参考にしていただきたい。
①カット線の順番は指定できず、機械が勝手に切る順番を決めて動くので、カッティングヘッドがあちこちに移動しすぎると精度が出ない。微妙にずれたりするので注意。対策は、図案を用紙範囲に全て並べるのではなく、上下に分割するなどして、カット作業自体を分離するといい。つまり、図案を複数のデータにして、順番にカット指示をする。
②ヘッドの送りスピードは最速にしても、カット精度が落ちることはない。
③マウント開口部が切り離されて、ここの切りカスが引っかかることがある。ワークの下にはカッティング用台紙をあてて、切りカスがあちこちに行かないようにしよう。プラ下敷きにスプレー糊を軽く吹いたものでも同じように使うことができる。
④前後方向のカットでは、送り方向によって切れる深さが浅くなる。カット線を重ねて確実に切れるよう工夫する。また、折線は点線でカットするといいが、ここのカットが浅いときは、カッターでなぞる手作業をした方が仕上りはいい。
⑤マウントのデザインは、1mm間隔のグリッドを設定し、グリッドスナップを有効にすると作りやすい。スナップ有効のままでも、実用的なデザインが可能。微妙な調整をするには、スナップを無効にしてから頂点編集で直すといいだろう。
投稿者 J_Sekiguchi : 2011年05月15日 10:00 | コメント (3)
どんな紙がいいか?
マウントに使う紙はどんなものがいいか。これには個人の趣味も出てくるので、これじゃなきゃダメだというものはない。だけど、昨今の自作マウント事情を調べてみると、誰もが苦心しているのが紙のコシのようである。
一般に手に入りやすい厚紙は、坪量で200g/平米台のものが多く、厚さで0.3mm前後、はがきよりちょっと厚いという感じだが、ステレオマウントに使うにはちょっと薄すぎる。もう少し厚いものが欲しいところだが、このランクで「特厚口」とされ、これを超えるものは普通に流通していない。仕方なくこの厚さのケント紙を使っても、コシが弱いのでなんとも頼りない。そんなわけで個別ファイルなど、厚紙製品を流用して最適な用紙を手に入れようとしたわけである。
個別ファイルといっても、紙の種類や価格帯も様々で、やはりケント紙をベースにしたものはコシが足りない傾向がある。たぶん、表面の滑らかさを出すためにパルプ繊維を細かくしているためだろう。もっと粗い紙のほうがいいか。
楽天は、最安価格帯を調べるのにも重宝。ここで、個別ファイルの安いものを探してみるといい。50枚入りで千円を切るものもある。見つけたのが、今村紙工という会社で製造している個別ファイルである。これがなかなかいい。
特別厚手のクラフトペーパーのような厚紙でできており、片面には白色コートが施してある。マウントにするときは、白色の面を外側にするといい。茶色の面はやや粗い感じだが、糊付きが良いので不便はない。クラフトロボでのカットもスムーズだし、他の紙にはないコシがある。この個別ファイル50枚から、600枚のリアリストマウントを作ることができる。
この個別ファイル50枚は、送料込みで1,500円ほどだから、マウント1枚当たり2.5円になる。素材のみの価格になるが、これほどリーズナブルなものは他にはあるまい。次は、カット精度を上げる工夫を紹介します。(つづく)
▼ 参考としてカッティングデザインの小ネタを提供します。
投稿者 J_Sekiguchi : 2011年05月13日 10:00
これはいける。新マウントのカギ。
自作マウントを改良しながら、イロイロと苦労を重ねてきたわけであるが、一番の苦労は糊付けだった。糊付け作業が楽になるよう、糊シロを分割したマウントを考案したのも過去の工夫の一つ。だいぶ改善されたのだが、それでもはみ出た糊で指がベトベトになる。慎重にフィルムを扱わなければならない作業にあっては、やはり煩わしい。
もう一つ、糊シロを分割したマウントは形が特殊なため、A4サイズの用紙で4枚しか取れない。屑として捨ててしまう部分が多く、もったいない。ヒートシールの紙があれば、こんな無駄や苦労が省けるのだが。何とかならんか。
そんなわけでヒートシールの紙を捜したが、見つからず。そこで、前回の実験の結果である、合成樹脂系の糊がヒートシールに応用できるというものを実践してみた。張り合わせ面にスティック糊を塗り、十分に乾燥させる。はみ出した糊はマウント作業前に取り除いておく。糊を塗るだけなら結構簡単。ストレスなく作業が進んでゆく。出来上がったものは、粘着性が全く失われていて、本当にこれで大丈夫だろうかという感じ。乾いた糊が熱でくっつくのだろうか???
フィルムとアイロンを用意し、シール作業をしてみる。すると、どうだろう。過去に購入したヒートシールマウントと全く同じように仕上がるではないか。さらに実験すると、シールする片面に糊を塗っただけでも接着する。これは驚き。
こうなると、糊シロを分割しなくても良いので、簡単な形状のマウントに戻すことができる。クラフトロボのカットデザインを一新し、A4用紙で6枚が取れるようにした。ただし、クラフトロボではカット可能範囲にぎりぎり収まる状態なので、用紙セット時の位置調整には微妙な手加減が必要。まねをする人は、この点に十分注意下さい。
ようやくゴールが見えてきた。こういうのが趣味の醍醐味だよなぁ、なんてつぶやいてみる。(つづく)
投稿者 J_Sekiguchi : 2011年05月11日 10:00
ヒートシール方式への実験
過去に、マウントを自作するためにカッティングプロッターという機械を購入し、これで厚紙を切り取る方法を紹介した(*)。この方法はなかなか便利なもので、プレスで型抜きする方法と違い、マウントデザインを都度変更することができ、高価な金型や大掛かりなプレスマシンを使用しない。ホビーユースとして最適だ。公開するのは、この方法の続き。
過去に紹介した方法は、マウントの貼り合わせを一般的なスティック糊で行うことを前提にし、糊付けがやりやすい形のマウントをデザインした、というもの。手法として、一応の完成に至ったと思われたが、継続して作業をしてゆくとやはり不便を感じる。繊細なフィルムを扱う作業と、糊を扱う作業は、作業の流れの中でどうしてもなじまない。
アイロンの熱で貼り付ける、ヒートシールマウントはこの点でやはり優れていた。こんなドライタイプの接着剤というのは今の世の中、いろいろな工場の中で大活躍しているという。一般的には「グルーガン」の名称で売られているものが有名。工業用にはさまざまな特性を持つ接着剤があり、ホットメルトと呼ばれ、どれも主成分は熱可塑性の樹脂だ。
ふと、手元にあったスティック糊の成分を見ると、PVPと記されている。ポリビニルピロリドン。まさに樹脂である。もしかしたら、これらの樹脂製の糊はヒートシールと同じ効果を持つかもしれない。さっそく実験である。
いろいろな糊を短冊状の紙片に塗り、乾いた後で同じ糊面同士を向かい合わせ、アイロンで接着する。結果は、2種類の糊を除いて完全に接着した。接着力が出なかったのは「何度でもはがせる」というタイプと、定番の赤いPrittである。Prittの主成分は不明だが、100%植物由来であるというから、熱可塑性の特性は持たないのであろう。
さて、新しい発見をしたので、これを基に新しいマウントの製造法を考えてみたのである。(つづく)
(*) 「ステレオマウント」のカテゴリーを参照ください。
投稿者 J_Sekiguchi : 2011年05月09日 10:00 | コメント (2)
【号外】新型マウント・開発完了
安価なヒートシール紙マウントの入手が困難となった今、フィルムでステレオ写真を撮ることに躊躇している皆様が大勢いらっしゃることと思います。方やデジタル機器の進出目覚ましく、いまさらフィルムという感じでもありましょう。「久しぶりにクラシックでちょっと撮ってみっか」という気持ちが芽生えても、「撮ったところでマウントがねぇや、やめやめ」ということで気持ちが萎えることも多かろうとお察しします。そんな皆様に朗報です。
当ステレオクラブ東京・フィルムカメラ研究所(仮称)におきまして継続実施して参りましたマウント開発が、このたび無事完了いたしましたので、謹んでお知らせ申し上げます。以下「イエロージャック式新型マウント」の概要です。
★特厚のコシの強い厚紙からクラフトロボにて切り取ります。
★実用的な、十分なマウント強度を確保しました。
★ヒートシール式紙マウント(アイロンで接着可能)です。
★フィルムガイドは出っ張りなしでより使いやすくなりました。
★高精度紙マウントが、素材費2.5円(マウント1枚あたり)で製造可能です。
★リアリストサイズだけでなく、各種画面サイズに対応したマウントにカスタマイズ可能です。
こんなことで、どこまでお役に立つかわかりませんが、順次詳細を公開いたします。
ご質問などはコメント欄にお寄せください。
では、どうぞお楽しみに。
投稿者 J_Sekiguchi : 2011年05月07日 14:30 | コメント (3)
昔の風景
ebayはとっても便利。日本ではなかなか手に入りにくい外国製品、あるいは日本国内では高価な外国製品を、比較的安価に入手するチャンスが盛りだくさん。僕はバイヤーとして参加し、出品することは無いのだけど、150件を超える取引をして一度もトラブルに逢ったことがナイ。全てポジティブフィードバック、ブルーの評価星を貰っている。
取引自体も初期の頃に比べ、ものすごく簡単で、為替の動向によっては思いのほか安く買える。そんなわけで国内最大のネットオークション、ヤフーオークションは数回使っただけ。ebayはいいべえ。
ebayのステレオカメラ関係とか、ビューマスターリールのカテゴリを監視するのも結構楽しい。最近ではカメラを落札することもないが、珍しいものが出ているとつい入札してしまいそうになる。僕が入札ボタンを押してしまいそうになるのは機械モノだけではない。ステレオカメラで撮影されたステレオスライドが出品されていることがあるのだ。
それは‘50年代にセールスマンが売り込みの道具として用意した製品カタログだったり、普通の人が撮ったファミリー写真だったりする。たまに、日本に旅行に行ったときの写真、なんていうのが出品されていたりする。
僕も、これだ!というものには入札するが、結構人気がある。高値になって落札できないことばかり。なかなか手に入らない。それにしてもフシギなのは、素人のファミリー写真なのに買いたい人がたくさんいるのだ。
もし、普通のペーパープリントだったら入札するだろうか。そう考えると、3Dの魅力って結構深い。出品物の中には、持ち主が亡くなったので出品した、というモノもあるだろう。さて僕が死んだあと、たくさん撮りためたステレオスライドはどうなるのだろう。未来のebayで火星の移住者が競り落とし、ロケットで運ばれる日が来るだろうか。
△’50年代と思われる、普通の家庭の風景
投稿者 J_Sekiguchi : 2011年05月05日 10:00 | コメント (2)