STEREO CLUB TOKYO

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ヒマワリとミツバチ

 天気のよい日、ヒマワリの花にはミツバチがひっきりなしにやってくる。強い日差しがエネルギーになり、大きなヒマワリの葉で盛んに光合成が行われる。光合成で作られた糖の一部が花に集まり、ミツバチが集めに来るというわけだ。暑い暑い夏の盛り、ヒマワリの大きな花を見ると、舐めたら相当に甘いんじゃないかという妄想が広がる。
 ホントウに舐めたことはないけど、人間が舐めておいしいとはやっぱり思えない。花をよく観察すると、黄色い花粉がたくさんついている。舐めたら口の中が黄色くなりそうである。花粉の味ってきっとおいしくないに違いない。
 ミツバチを観察すると、この花粉が後ろ足に団子状になってついている。ミツバチが蜜を吸うたび、花粉が体毛に付き、他の花に受粉のための花粉を運んでいる。植物にとって子孫を残すための大切な役割をハチに任せているのだが、ハチは蜜を集めるだけではなく、花粉も利用している。体についた花粉を足の体毛を使い、後足に集める。集めた花粉は巣に持ち帰って幼虫のエサになるという。こんなものを食うとは。虫は味覚ってものを持っているんだろうか。
 さて、ホバリングをしているミツバチをステレオで撮ると、空中に浮かんだ姿が立体視できるのでオモシロイ。ホバリング中のミツバチを追いかけるのは大変なので、蜜を吸っているときにピントを合わせて待ち伏せする。飛び立った瞬間にシャッターを切る。こうするとミツバチの頭が花とは逆のほうを向く写真になるのではないかと思うが、必ず後ろ向きに飛び立つので常に花のほうを向いた写真になる。今から花の蜜を吸う姿勢に見えるが、実は吸った後なのだ。
 そういうわけなのでミツバチが飛びながらカメラのほうを向いた写真、というのは偶然でなければなかなか撮れない。いつも同じような写真しか撮れないので、なんか面白いやり方はないかなぁ、と思案している。

ヒマワリとミツバチ.jpg

投稿者 sekiguchi : 2010年07月27日 10:00


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