レンズカバーの修復
リアリストのレンズカバーは以前に紹介したことがある。ベークライトでできているので、これが割れるとなんとも情けない格好になってしまうのだ。だが、スペアを手に入れることができる。ebayにも数多くのステレオアイテムを出品しているDr.T氏がいくつかの在庫を持っているようだ。彼が時折出品するので、スペアのカバーを購入しておくとよい。
僕も彼からスペアを購入したことがあるが、これは後期モデルのCUSTOMに使われていたものと同じだ。丸いでっぱりが無く、「Realist」のロゴも入っていない。CUSTOMにはロゴ入りのアルミプレートが取り付けられるが、プレート無しでもそれなりにカッコいい。僕が特別にチューンした一台は、このロゴ無しのレンズカバーを使っていた。
ある日、バッグに入れた状態で無理な力をかけてしまい、レンズカバーを壊してしまった。落としたのではないから粉々になるのは免れたが、きれいに二つに割れてしまった。スペアを持っていたのでこれに付け替えようと思ったが、壊れたからといって捨ててしまうのはもったいない。うまくつなげば直るはずだ。というわけで、シアノアクリレート系の接着剤、平たく言えば瞬間接着剤でくっつけた。瞬間接着剤は便利だが、一般的には万能ではない。だが、ベークライトに対しては完璧な接着を発揮するのだ。隙間が無いように張り合わせると、完全に一体化する。少し磨けば、接合の跡も目立たない。
せっかくチューンした機体に取り付けたのだから、オリジナルのプレートを取り付けてみようと思った。金属で作るのは大変だから、紙と粘着シートで作ってみた。銀色で梨地の紙があったので、これを長方形に切り取り「Realist」のロゴをスタンプした。この上から透明な粘着シートを貼り、耐久性に問題が無いようにした。レンズカバーには両面テープで貼り付け。カメラ本体の銀梨地とマッチしている。いいかんじでしょう。
投稿者 sekiguchi : 2010年06月11日 10:00
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