STEREO CLUB TOKYO

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ビュアーへパワーを投入せよ

 乾電池というのは、得られる電力に比べ、その製造に使われるエネルギーのほうがはるかに大きい。だから電池は便利でも、よく考えて無駄なく使わなければ環境にやさしいとはいえない。ステレオビュアーのバックライトには、単1乾電池を使うものがほとんどだ。使い捨ての乾電池を屋内で使うのはやっぱりもったいない。
 では、家庭のコンセントから得られる電力、昔は電灯線と言っていたこのエネルギーで、まさに電灯を灯してみようというわけだ。豆電球用の電圧に落とすにはトランスを使えばいいのはわかっているが、僕は何度も言うように電気工作が苦手である。100Vの電気を扱う勇気は無い。
 じゃあ、簡単なところでACアダプタを使ってみっか、となったのだけど、電圧は適合しても電流が適合しないと危険らしい。豆電球というのは、意外と大きな電流が流れるらしいのだ。試しに使ったACアダプタでは電流量が足りないらしく、豆電球が蛍のように光っている。この状態はACアダプタにとって負荷が高い状態になっているのかもしれない。
 いろいろ当たってみたが、大きな電流のACアダプタというのはあまり一般的ではないようだ。あるとき、ホームセンターに立ち寄ったら、お買い得品コーナー(早い話が売れ残り)のワゴンの中に、携帯電話専用の充電用ACアダプタが置いてあった。異様に大きいので規格を確認したら、3.0Vの2Aとある。これならいけるかなと思い、いつも使っているクリプトン電球につないだら、一瞬明るく光ってフィラメントが切れてしまった。普通電球の3.0Vに付け替えると、クリプトン電球並みに明るくなった。長時間使ってもACアダプタは異常がないようだ。これなら大丈夫かな。
 というわけで、今はなんとなく不安を抱えながら使っている。いつかのようにバン!!というのは経験したくないものだ。

ACDC.JPG

投稿者 sekiguchi : 2010年03月23日 10:00


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