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フラッシュガンの改造(おまけ編)
先のフラッシュガン改造の話を書くときに、手持ちのハネウェル製フラッシュを取り出していじくっていた。このフラッシュは折りたたんだ反射傘を展開するとパラボラアンテナのような姿になってカッコイイ。で、これが上向きに角度を自由に変えることができるのでさらにカッコイイ。アメリカ人のデザイナーもなかなかやるではないかと思っていたら、MADE IN JAPANと表記してある。なーんだ。わが国のデザイナーの手によるものか。パラボラの傘がゴジラの映画に登場するメーサー光線車を思わせるが、その姿はやっぱり日本人が作り出したのだ。
妙な納得をしながら、閃光電球を差し込んではイジェクトボタンで排出したりと遊んでいた。ストロボ回路を組み込んだらやっぱり面白いかなーなんて、懲りずにまた考え始めていた。電池室をあけると四角い15Vの電池とキャパシタ(いわゆるコンデンサー)が入っている。
四角い電池をよく見ると、これも国産の日立製。マクセルの古い商標が書かれている。この電池はW10という規格で、この手の積層電池は既に作られていないらしい。製造年月日も使用期限も書かれていないが既に20年は経っているだろう。キャパシタだって機能しているとは思えない。既に死んでいる機械なのだ。
いじっているうちに、緑色の発光ボタンを押してみたくなって何気に触ったら、セットしていた閃光電球が発光した!まさか起動するとは思っていなかった。左手で電球を押さえていたのでこれには焦った。左手の指先にほんのり熱を感じた。幸いヤケドはしなかったが、閃光電球の表面は熱線で溶けている。ジワリと恐怖が湧き上がってくる。
あー、やっぱヤメヤメ。この手の改造なんてやっぱり向いていない。それにしても、キャパシタが少しずつ時間をかけて電池からエネルギーを得ていたとは。オラに元気を分けてくれ。ドラゴンボールの孫悟空かコイツは・・・コワイ。
投稿者 sekiguchi : 2009年12月08日 10:00
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