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日付機能
今では当たり前の、写真に日付を写しこむシステム。世の中に登場したときは新鮮だった。フィルムの場合、初めの頃の写しこみ方法は、フィルムの裏からランプで照射していた。だから日付の色調も黄色もしくは赤に近い文字だった。これがしばらくすると、フィルム巻上げのときに連動してフィルムの表からドットの点滅で照射するものにまでなった。
一眼レフ用の初期のものはシンクロ接点を利用してランプを発光させ、マスクを通してフィルムの裏から文字を写しこむものだった。レリーズと同時に映し込むことができるので、小さなアナログ時計を組み込んで撮影時の時・分・秒が記録できるものまであった。いずれも裏蓋を交換して使う。
リアリストのほか、多くのステレオカメラは裏蓋が取り外し式だ。ここをうまく改造したら、フィルムの裏から文字を写しこめるシステムができるんじゃないだろうか。左右の画面の両方に同じように入れるとなると、かなり面倒くさい改造になる。こんなアホなことを考えているが、まだ実行していない。
デジタルなら何でもありなんだろうけど、制限のあるフィルムだからあれこれ考えるところに面白さがある。だいぶ前になるが、「こち亀」で両津勘吉巡査が「写ルンです」の中に細工をし、文字が写しこめるようにする話があったように思う。この話は面白かった。もう一回読もうと思っても、コミックスの何巻に収録されているのかわからない。「こち亀」ではステレオカメラが出てくる話もあった。これは何巻だったかな。何しろ160巻を越えているから探すのは大変だ。
次はどんなことができるかなと、工夫するのはとても面白い。なんでも簡単に済ませてしまうのでは面白くない。漫画みたいな自由な発想は、新しいアイデアを創造する方法の一つだ。
PENTAX MXのダイヤルデータバック。年のダイヤルは’88までしかない。
投稿者 sekiguchi : 2009年10月09日 23:40
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