STEREO CLUB TOKYO

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クリップオン露出計 マジ~ン・ゴー!

 リアリストには露出計が付いていない。だから単体露出計で計るか、勘に頼って露出を決めなければならない。勘ねぇ・・・リアリストにはよく見ると、シャッターダイヤル、絞りリング、フォーカスダイヤルに赤い点が付けられている。これは「このあかい点に合わせておけば、露出も大体合うし、ピントも大体大丈夫ですよ」という意味である。でもそれは昔のフィルム事情に合わせてあるから、現代の高感度フィルムではまったく意味を為さない。だけど、その要領で大体こんなもんだろうで撮っても何とかなるものではある。今はどうか知らないけど、ちょっと前なんかはリバーサルだってフィルムの箱に露出ガイドが書いてあった。お天気だったら1/250のF16ですよ、なんて風に。まあ、露出計なんかなくたって自由な感覚で撮ることも楽しい。アンダーに撮れちゃっても、アンダー狙いで撮った作風です、と言い切ってしまえばよい。それがあなたの適正露出。とはいえ、人間の目は順応というしくみのため、明るさを計るには向いていない。
 やっぱり露出計があるといいなぁ。というわけで、僕はスタジオデラックスをお供にしているんだけど、昔のクリップオン型の露出計もかわいい。反射光式の露出計の受光部には、トンボの目玉のようにレンズが並んでいる。針がのんびり動いて「あー、明るさはこんなもんかねー」的に示してくれる。これは雰囲気があってとてもイイ。リアリストのシューにバッチリ合うものはなかなか少ないけれど、うまく乗るとカッコよかったりする。測定の精度はあまり期待できないこともあるけどね。
 新しいところでは、フォクトレンダーのVCメーターがカッコイイ。リアリストに載せるため、出っぱりよけに台座をトンネル型のものに取り替えてみた。でも、シャッターの系列が違うし、デジタルはいまいちしっくりこない。やっぱりリアリストは’50sスタイルが合うのかなぁ、なんて考えたりするのである。

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投稿者 sekiguchi : 2005年05月07日 00:20


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