STEREO CLUB TOKYO

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レンズカバーの修理

 以前に、レンズカバーが取れるとださくなっちゃう話をしたが、ちょっとした拍子に取れちゃうことがある。落としてカバーが割れてしまったものはどうしようもないが、壊れていなければ元のとおりに戻してあげたい。さて、どうやって取り付けるのか?という話。
 レンズカバー本体と、カメラ側のベースを止めているのは二つの板バネだ。くるりとカールして、横から見ると「C」字型をしている。これがベークライトの溝にはまって、カバーの開閉を支えている。バネはヒンジとも呼ばれる。このバネがちょっと弱くなっていると外れやすいのだが、一度外れてしまうとどうやっても外からでは取り付けられない。直すにはまずカバーを開けて現れる4本のビスを外し、ベークライトの台座をユニットごと取り外す。外したら、カバーをそっと閉じ、台座と合わせる。その時、台座部分にはベークライトが細くなっている部分がある。ここは割れやすいので壊さないように細心の注意を払ってほしい。さて、外れたバネは裏側から押し入れると、パチン☆とはまるはずだ。おっと、その前に。弱くなっているバネは、事前にペンチでごく少し「C」字を上下につぶして強化しておく。つぶしすぎるとバネが入らなかったり、ベークライトに負担がかかりすぎるので注意。何よりもベークライトの溝を壊さないように。入ったバネを無理に外そうとするときにも欠けやすい。欠けたら一大事だ。
 欠けたり割れたりした場合、奥の手だが接着の方法もある。瞬間接着剤(シアノアクリレート系)はベークライトと相性がいい。状況によるが、運がよければ直る。もしバネが壊れたり、なくしたら・・・これもあきらめるのは早い。海外の特定のショップで手に入れることもできるが、僕は新しく作ったことがある。携帯電話のストラップにクリップつきのがあるが、クリップの板バネをヤスリで削り、ペンチで成型してオリジナルと同じものを作ったのだ。チャレンジする人へ。・・・健闘を祈る

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投稿者 sekiguchi : 2005年02月19日 21:51


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